Service to humanity is the best work of life.
1953年(昭和28年)5月5日、「人生最大の幸福は社会に対する奉仕である」というJCIの考えの下、諸先輩方の英知と勇気と情熱によって社団法人津青年会議所(以下 )は誕生しました。以後、社会情勢がいかに変化しようとも、明るい豊かな社会の実現への普遍的な理念と目標のもと、地域に根ざした運動を展開し、輝かしい歴史と伝統を刻み続けてきました。その歴史と伝統は社団法人津青年会議所の精神性となって今日に至るまで、我々に受け継がれてきました。
しかし、近年において、私たちを取り巻く状況や考え方は、大きく変化してきています。企業においては、隠蔽、虚偽、不正など、金を稼ぐためなら何をしてもよいといった拝金主義により、企業モラルが低下し様々な社会問題が発生しています。家庭においては、親や子どもの道徳心が薄れてきており、信じられない事件が当たり前のように起きています。社会が、倫理感や道徳心より論理や効率を求めた結果、隣人や友人、兄弟に対しても自分以外の人に対し無関心な人が増え、殺伐とした犯罪が増えているのではないでしょうか。
それには、問題意識や危機意識、当事者意識が薄れ、物事に対する正しい価値観がぶれてきているのではないかと考えます。
このような価値観のぶれに対し、日本人の心の中には、昔から儒教の五つの徳目として、「五常」が存在しました。それは、仁義礼智信という漢字で表現され、『相手を思いやる心』『恩義を大切にする心』『人を敬う心』『善悪を判断できる心』『人を信じる心』を大切にして引き継がれてきました。この五常の精神を意識し、心を磨き、行動することで、自分に与えられた責任をまっとうし、義理・人情を大切にし、物事に全力でぶつかることのできる強いJAYCEEの育成ができ、まちづくりに対して、ぶれずに目的を明確にした発信ができる誇れるJC活動が行えることと確信いたします。
【人づくり】
期首人数60名ほどの会員で、4年未満の会員が半数を占めるなか、率先して行動できる会員の育成に努めたいと考えます。
率先して行動することとは、物事や問題に対して意識を持ち、経験をもとに考え(お天道様に対して恥ずかしくない考察)、善悪を判断し、実行することであると考えます。このことを実行すれば、必ずよくなるという判断力、実行力が身につけば、企業や社会に還元され、地域の力が増大すると考えます。
【みんなで会員拡大】
現在、企業格差等、我々JAYCEEを取り巻く環境は大変厳しくなっています。しかし、その中で、JC活動が好きで一生懸命やっている人は同時に仕事もその分一生懸命やっているのではないでしょうか。2007年度のサマーコンファレンスでは1万人を超える登録があり、フォーラムは明日の日本を考えるJAYCEEで満員でした。その状況を眼前にしたとき、志を同じくする者どうしの力強さを感じました。
会員数の減少が顕著な状況の今、会員拡大は、優れた事業活動を行っていく上でも非常に重要です。JC活動の意義を十分理解していただき、得られた情報をもとに、全体が当事者意識をもって拡大活動を推進し、明日の を作り上げたいと思います。
【まちづくり】
まちづくりにおいて、私たちはこれまで、自分たちの利害を考えず、利他の志を持って行っているからこそ、七夕笹流し、津まつり等の事業が継続できているのだと思います。
共に協働する団体と力をあわせ、問題意識、危機意識、当事者意識をしっかりと持ち、自分たちにしかできない発信こそJCとしての使命だと考えます。
参加していただいた市民の方々の笑顔とふれあい、活き活きとしたまちづくりを行いたいと考えます。
【環境問題】
2006年から2007年にかけての異常といえる暖冬、2007年度の異常なまでの夏の暑さなど、地球の温暖化への取り組みは、世界中で取り組んで行かなければいけない問題であると考えます。このことは、温室効果ガスの増大により、オゾン層が薄くなり、太陽からの熱量が増大していることが原因であると論じられております。この地球を子供の代、孫の代までバトンタッチできるよう、温暖化ガス排出の削減に向け、市民レベルで私たちができることの発信をおこなって行きたいと考えます。
【55周年】
は創立55周年を迎えます。
平成18年に津市は大合併をしました。面積約710平方キロメートル、人口約29万人という大きな都市として誕生しました。対象となる活動エリアが増え、郷土愛を育める事業を行えるような宝物や共にまちづくりを行っていこうという仲間がたくさんあると考えます。
55周年を期にその魅力を知り、今以上の宝や仲間を求め、活動エリアの拡大を意識し、津市を盛り上げていこうと考えます。
またこれまで支えてくださった特別会員の方々にも礼節を尽くし、われわれの活動を理解していただきたいと思います。
【姉妹JCとの交流】
社団法人茅ケ崎青年会議所(以下茅ケ崎JC)と が姉妹調印を行い、今年で25周年を迎えます。また今年は茅ケ崎JCが40周年を迎えます。互いの経済文化等の交流を通じた地域間交流を目的に、我々の先輩が築いてきた友情や伝統は引き継いでいかなければなりません。
同時に力行國際青年商會(以下力行JC)とも姉妹締約を結び30周年を迎えます。本来の目的を考えると、JCIクリードの
The brotherhood of man transcends the sovereignty of nations;
にあるように、市民レベルの草の根外交を通じ、互いの理解、尊敬、友情をもって世界平和の実現を目指しています。力行JCとの交流は でしかできないという志をもって交流してゆきたいと考えます。
そのような交流においては、理事メンバーを中心に若いメンバーを率先して呼びかけをおこなっていただき、様々なLOMの価値観や活動内容の違いを認識しLOMを活性化させてゆきたいと考えます。
【出向者支援】
JCにはLOM以外に、日本、地区、ブロック協議会があり、それぞれに組織活動を行っています。その活動は地域性を越えたものであり、素晴らしいメンバーとの出会いや今の自分には無い新しい発見を与えてくれます。 の代表として、出向者を輩出する訳です。また将来のLOMにも必ず財産になるはずです。ちょっと無理する勇気をもって出向するメンバーが自信を持って活動できるよう、LOM全体であたたかく支援して行きたいと考えています。
【時代に即したLOM運営】
LOMの運営については、その目的や意味合いをよく検討したうえで、さまざまなツールや手法を使い効率化、高速化を図ってゆきたいと考えます。
また公益法人制度改革に今後対応していく上で必要になってくるシステムについても積極的に改善して行きます。
【公益法人制度改革】
2008年は、公益法人制度改革が始まります。それは、活動や会計に対し透明性、
開示性、公共性を求めたものとなっています。公益社団法人格を取得するには、公益目的事業比率が総支出の50%を超える必要など厳しいハードルがありますが、そのことはわれわれの活動が真にまちの人に認められる活動を目指すものであり、その結果、社会的な信用しつながると考えます。法律に則した社団法人格として地域に対してどのような発信を行っていくか、どうあるべきかを踏まえ、基金財産の取り扱いについても含め十分に考えていかなければなりません。
【タイムリーな情報発信】
事業内容の内外に向けた情報発信は、コミュニケーションを円滑に行っていく上で非常に重要です。また、事業活動の情報発信も自分たちの事業を周知し、拡大活動を行っていく上で非常に重要であると考えます。しかし、時期を損なってしまってはせっかくの発信の効果がなくなってしまいます。
会員間の情報発信や、地域への発信を、タイムリーな状態で、目的をもって行っていきたいと考えます。
最後に、私は、県都であり、海と山があり、自然に溢れ、温暖な気候で年中過ごしやすく、食べ物もおいしいこの津のまちが大好きです。
津のまちが、子どもたちやお年寄りの笑顔であふれ、そこに住まう人々がこのまちを愛し、お互いに思いやりをもつことで、まちが活気で溢れる、青年会議所として、そんな発信ができたなら、それが、“the best work of life” 人生最大の幸福であると確信します。
