副理事長所信

副理事長 入江 健太

 1953 年、私たちが住まう地域に津青年会議所が創立されました。創立以来、先輩諸兄姉がその時代に合った地域に求められる数々の活動を行い、明るい豊かな社会につなげる運動を創出していただきました。その運動は今もなお、地域に求められる運動として展開され、脈々と受け継がれてまいりました。我々は、今後も JAYCEEとして津市の抱える課題から積極的に地域社会の変革を創造し、課題解決に向けた能動的な活動を行うことが重要です。津のまちには様々な団体が存在している中で、唯一無二と言われる JC として行えることを模索し、会員一人ひとりが地域の先導者へと成長、住まう地域の課題解決につながる活気が溢れる運動を展開することが必要だと考えております。
 そのためには、まず会員一人ひとりに対して JC が行うまちづくりとは何か学ぶ機会を提供します。多くの可能性を秘めた JC だからこそ、なぜ、なんのためにまちづくり行うのかを追求し、そこから生まれる学びは、JC でしか得られないことだと思います。会員が主体的に行動できる地域のリーダーに成長することが、まちおこしの原動力となると信じています。また、約 30 万人の来場者数がある継続事業では、本年も例会として諸団体とともに協働して運動を行います。公益社団法人としてこの地域発展推進事業を行うことは、我々にとって多くの市民に発信できる絶好の機会だと考えており、市民の皆様に笑顔と活気ある運動を展開できるよう努めます。
 青年会議所が唯一無二と言われている理由は、自己修練があることと言われます。人が変革するということは、相当な苦労や努力をする必要があり、社業では経験することのないトライ&エラーで常に機会を掴み、高みを目指すことに意味があります。仲間とともに切磋琢磨し、情熱ある JAYCEE へと成長するべく、副理事長としての責務を全うし、公益社団法人津青年会議所のために邁進していきます。

副理事長 越智 一輝

 公益社団法人津青年会議所は 1953 年の創立以来、明るい豊かな社会の実現を目指して活動を続けてきました。この精神を基盤に時代の変化に対応し、基本理念を守ることが重要です。しかし、現在私たちが直面している最大の課題は会員数の減少です。会員拡大は私たちの活動の根幹であり、組織の活力と持続可能性を保つために不可欠です。各会員が青年会議所活動の意義を理解し、その魅力を周囲に伝えることで、新しい仲間を迎え入れることが期待できます。
 また、時代にあった広報戦略を用い、JC の魅力を発信する必要があります。新規会員の加入により、活動範囲が広がり、地域社会に対する影響力が増大し、組織の成長が促進されます。そのためには、会員一人ひとりが当会の活動に積極的に参画し、紹介や発信することが必要です。この取り組みを通じて、同世代のネットワークが広がり、その人脈は個々の人生の財産となるだけでなく、地域全体にも利益をもたらします。
 津市は 2000 年の市町村合併により、広範囲な地域を含む市となりました。私たちは、津市全域で均等に活動を展開し各地域の特性を活かすことで地域の一体感を醸成し、地域社会の課題に対する理解と共感を深めることを目指しましょう。これにより津市全域が共に発展し、より豊かな社会を築くことが可能となります。
 さらに、会員拡大のためには企業との連携も重要です。賛助会員制度の導入を検討し、企業の社会貢献活動と青年会議所の活動を結びつけることで、多くの支援を得ることができます。企業にとっても、地域貢献の機会が増え、自社の社会的責任を果たすことができるという利点があります。私たちは、 当会の存在意義を強化し、地域社会に貢献する組織としての責任を果たしていきます。会員一人ひとりが地域のリーダーとしての自覚をもち、新たな仲間とともに活動に邁進し、津市全域の発展と明るい未来の実現に全力を尽くしていきます。

副理事長 前川 宏文

 当会は創立以来、変わらぬ目的「明るい豊かな社会」の実現に向け、先輩諸兄の情熱と高い志からこのまちと協同し、その時代に応じた様々な青少年育成活動を展開して参りました。現代の青少年を取り巻く環境は、社会の急速な変化や情報化の進展によりかつてない複雑さを増しています。このような時代において、未来を担う青少年が健全に成長し、グローバル社会を生き抜く力を身につけるため、津青年会議所としての役割を明確にし、実効性のある活動を展開することが求められています。
 まずは、青少年が直面する危機的な状況にも対応できる「生き抜く力」の育成を重視します。災害が多発する日本では、災害時の適切な行動やコミュニティとの連携が生命を守る鍵となります。そのため、防災教育や地域連携型の防災訓練を実施し、実践的な知識と技能を提供します。また、これらの取り組みを通じて、青少年が自分たちの地域社会の安全を守る意識を高め、リーダーシップを発揮できる環境を整備します。また、自立心や創造力を養うための教育プログラムを充実させるとともに、多文化共生や国際理解を深める機会を提供します。グローバル化が進む現代では、異なる価値観や文化を受け入れる柔軟性と、自らの意思をしっかりと伝える力が求められます。このため、海外交流事業や国際的な課題解決に取り組み、青少年が世界と繋がり、自己の可能性を広げる事業の構築をします。
 地域に根差した課題解決型の事業を展開し、青少年が社会的な責任を理解しながら、地域との繋がりを深める機会を創出します。また、理事長を中心としたリーダーシップ体制のもと、副理事長として関係各所との協力を図り、各事業が円滑かつ効果的に進行するよう努めます。最後に、全ての活動の中核には「希望に満ち溢れた青少年の育成」という理念を据えます。この基本方針に基づき、持続可能な社会の実現に向けた青少年育成の取り組みを力強く進めてまいります。

副理事長 松吉 謙祐

 公益社団法人津青年会議所は高い志のもと 1953 年に創立され、明るい豊かな社会の実現に向けて多くの運動を展開してまいりました。創立以来、諸先輩方は、時代の変遷とともにまちの課題も変化していく中、その時機に応じた解決方法を見出し、苦労や困難をいとわず、現在まで続く往還道を作っていただきました。私たちも先達の篤き思いを胸に、未来を拓く強い意志をもち運動や活動を展開していく必要があります。
 まずは会員一人ひとりが、当たり前と感じる事象の尊さを実感し、栄光は光彩を放ち、悲劇は二度と繰り返さぬよう JAYCEE として何ができるのかを深く考え、正しい道徳心をもって行動できる人格の形成が重要です。その上で、まちに住まう人々が未来への希望を抱き、チャレンジを後押しする環境を創造することも私たち青年会議所の大きな使命の一つです。誰かに背中を押してもらうことで、一歩を踏み出せる人がいるならば、その人の手助けがするのが私たち JAYCEE でありましょう。さらに、身体を動かす楽しさは、健康を増進するだけでなく、社会性を育むとともに、結果はどうあれ、自分がやり切ったと思えた際の達成感もひとしおです。スポーツの力を信じ、このまちに希望の道があることを伝えましょう。
 私たちは、希望をもたらす変革の起点として、輝く個性が調和する未来を描き、社会の問題を解決することで持続可能な地域を創ることを誓っています。 私たち青年が力を合わせて行う歩みの一つひとつに大きな意義があり、この思いを力強く推し進めることでまちに活力が生まれ、希望を創出できると信じています。
 過去から学び、現在を理解し、未来を拓く。青年が青年らしく、果敢に何事にも挑戦する姿をこのまちの多くの方々にみていただき、 会員一人ひとりの自己成長につながるよう、これまでに学ばせていただいた経験をいかんなく発揮し、副理事長として精進してまいります。

専務理事所信

専務理事 龍神 啓介

 公益社団法人津青年会議所は、1953 年の創立以来、先輩諸兄姉の担った様々な運動や活動により、70 年以上にわたる歴史を積み上げてまいりました。今後も変わらず、様々なかたちで地域への貢献を続けるために、奉仕・友情・修練の三信条の下に培われる会員の成長を基礎としつつ、正解のない問いに対する答えを求められる現代社会においては、迅速に変化に適応する姿勢と伝統を受け継いだ運営を行い、組織力を向上させることが必要となると考えます。
 具体的には、日々の常務や会議の進行おいて細大漏らさず運営していくとともに、引き続きデジタル技術を積極的に活用し効率化を図りつつ、ホームページと SNSを活用した活動の可視化と発信力の強化、オンラインツールを活用するなどの柔軟な会議運営を推進してまいります。また、組織の根幹である会員一人ひとりの成長と活躍を支えるために、各事業や例会への参加率向上、姉妹 JC との交流促進による視野拡大と相互刺激の機会をはかります。全体を通しては、組織運営において会員の意見を取り入れながら「不易流行」の精神をもって必要な改善を行う一方で、「当たり前のことを当たり前に」こなす体制の構築に注力し、効率的かつ効果的な組織運営を行います。
 組織運営の最適化を通じて、津青年会議所がより強固で活気ある組織となるよう邁進し、結果、会員が活動や運動を行いやすくなることが、ひいては地域社会への貢献を高めることができると確信します。全体最適を求めることが個人をないがしろにすることにならないよう会員それぞれの事情を勘案しつつ、いま目の前にいる人を大切にすることを念頭において、専務理事の職務を行います。先輩方の志を受け継ぎながら、津青年会議所が地域から必要とされ人を惹きつける魅力のある組織となる基盤を確保するために責務を全うし、組織の発展に寄与する所存です。

常務理事所信

常務理事 伊藤 重次

 1953 年の創立から変遷する時代の中で、築き上げてきた当会の礎は、人と人のつながりを大切にし、地域の未来創造に尽力した熱き先輩諸兄姉の想いに他なりません。当会の一時代を預かる身として、そのような想いを伝播させ、主体的に、そして能動的にまちの創造に携わる者を一人でも多く輩出することが当会だけでなく、津のまちの発展には必要です。
 私は組織が持つエネルギー、影響力は会員数や運動の大きさよりも、会員一人ひとりの正しい道徳心、倫理観に裏打ちされた人間性と、それを源泉とした意志、そして行動が肝要であると考えます。青年会議所は「奉仕」「修練」「友情」という守るべき三信条があり、この信条があるからこそ、私たちには多くの機会を得るチャンスが生まれ、活動や運動を通じて自身に「気づき」と「学び」が得られます。しかしそういった「気づき」と「学び」は、自分の都合の良い部分だけ得ようとしても得られるものではなく、青年会議所に真摯に向き合い、目を背けたいことにこそ向き合い、行動を起こすからこそ得られるものです。多くの「気づき」と「学び」を得ることができれば、会員は成長し、より豊かな人間性を育み、それが当会の力となり、より魅力的な青年会議所につながるのです。
 青年会議所で学んだことを各々の置かれた場所、立場で実践することで、より良い津のまちへつながるはずです。そしてそれが好循環を呼び、魅力的な青年会議所に多くの同志が集まります。
 青年会議所ではよく「人は人によってこそ磨かれる」と耳にします。人口減少を背景に、簡素化、効率化が求められる現在だからこそ、この青年期に仲間と共に泥臭く取り組んでいくことに価値があるのだと思います。
 私は常務理事として、組織全体に気を配り、時には叱咤激励をすることもあるかと思いますが、会員一人ひとりが青年会議所に真摯に向き合えるよう、率先垂範してまいります。