スローガン

ONE TEAM
一人ひとりが必要とされる組織へ

基本理念

仲間を信じ、想いをひとつに互いを磨き合うことで、
一人ひとりが地域と人をつなぐ輝く起点として、
無限の可能性を切り拓き、まちの未来を創造し共に成長しよう。

基本方針

・活動の幅と可能性をみんなで広げる会員拡大
・互いに磨き合うことで共に成長できる会員の育成
・一人ひとりがもつ可能性を引き出し、共に輝く青少年の育成
・新たな発想と刷新に挑む未来づくり
・地域と心を通わせ、みんなで築くまちづくりの推進
・妥協なく、組織の中枢となる事務局の運営
・切磋琢磨する姉妹 JCとの交流
・信用と信頼を育む出向と出向者の支援
・公益社団法人日本青年会議所協働運動・連携推進運動の実施

理事長所信


理事長


はじめに

 公益社団法人津青年会議所は、1953年5月5日に初代理事長 雲井歴代理事長をはじめとする多くの青年 経済人のご尽力によって創立されました。以来、「明るい豊かな社会」実現のために、多くの先輩諸兄姉の皆様 は、様々な運動や活動を行われるとともに、現在まで続く道をお示しくださりました。この先人の方々の真心を受 継ぎ、会員一人ひとりが JAYCEE としての自覚を高め、歩みを進めることこそ私たちに与えられた意義だと私は考 えております。
 2022 年に改訂された、JCI MISSION の一節に「リーダーシップの開発と成長の機会を提供する」とあります。私 たちには、成長の機会は提供されますが、それを成長の機会としてとらえ、つかみ取れるかどうかは、会員一人ひ とりの姿勢と行動にかかっているのではないでしょうか。
 なぜ青年会議所運動を実施しているのか、この運動は何につながるのだろうか。このような問いは自己と向き合 うきっかけや他者との対話を生みます。その対話はいずれ「気づき」となり、その「気づき」は「日々」となります。人 と人とが語り合い、時には衝撃的な刺激をもって知恵を授かり、それが日常化する。その「日々」となった姿こそが、 私たちに今、求められているものであると感じます。
 青年会議所は、思い出を語るのではなく、未来を語る団体です。「希望をもたらす変革の起点として」まっすぐに 前をみて行動していきましょう。
 私たちの起こす運動は小さなものであったとしても、自己の成長を願い、青少年と共に輝き、未来に種を蒔き、 地域を深く理解しあい、妥協なく進むことができれば、大きな原動力となり、きっと素晴らしい未来を想像すること ができるはずです。

拡大と求道、ひとづくり

 近年、全国の青年会議所は少子高齢化や若者の地方離れ、働き方の多様化により会員数が減少しています。 公益社団法人津青年会議所も例外ではなく、会員減少は事業規模の縮小や活動の停滞を招きかねません。青 年会議所の力の源泉は「ひと」です。多様な人財が集まり、それぞれの経験や価値観が交わることで、新しい発 想や大きな事業が生まれます。会員拡大は、組織の存続のためだけではなく、地域に対して挑戦し続ける力を確 保するため、続けていく必要があると考えます。新たな仲間を迎えることは、活動の幅と可能性を広げることです。 異なる価値観やスキルが交わることで組織は強くなり、地域への影響力も増します。それは、未来の公益社団法 人津青年会議所を守り、さらに進化させるための第一歩です。
  また、私たちは整備された道を歩くだけでなく、誰も足を踏み入れたことのない原野へ入り込み、道を切り拓く 存在であります。それに加え、自らの内面の道も切り拓く必要があります。JC での経験は、責任を背負い、決断 し、仲間と共に試練を乗り越える修練の連続です。失敗を重ねながらも、丹精を込めて自分を、他者を磨き続ける ことが、真の「自分づくり」であり、「ひとづくり」です。延いては、「求道」の営みとなり、生涯を通じて磨き続ける価 値となると信じます。
 開拓者の道は、険しく孤独に見えるかもしれません。しかし、私たちには共に進む仲間がいます。仲間と共に 原野を拓き、自らの道を切り拓く一年にしましょう。その先には、まだ誰も見たことのない新しい景色が広がってい ます。未来を創るのは、他でもない、今ここにいる私たちです。



共に輝く、青少年育成

 私たちは、「明るい豊かな社会の実現」を目的に活動しています。その中でも青少年育成は、未来を託す最も尊 い使命の一つです。社会が急速に変化し、価値観が多様化する現代において、次代を生きる若者たちが自ら考 え、選び、行動できる力を身につけることは、地域と国家の持続的な発展に必要不可欠です。しかし現実には、 子どもたちを取り巻く環境は必ずしも恵まれているとは言えません。家庭の事情で経済的・時間的な制約を抱える 子どもや、家族と離れて暮らす子どもたちもいます。こうした環境が、成長の機会や心の安定に影響を及ぼすこと を、私たちは深く理解しなければなりません。
  だからこそ、私たちは、子どもたちが仲間と協働し、わくわく感や笑い合う瞬間も共有しながら、困難を乗り越え 最後までやり切る経験を得られる場を提供すべきだと考えます。そんな本物の充実感を提供できる大人で私たち はありたい。そう強く願います。
  また、人が成長していくうえで、「心と体を養う営み」がどれほど大切かを肌で感じ取る機会は少なくなってきた ように感じます。例えば、食事が当たり前に食卓に並ぶわけではないことを実感し、自然の恵みや作り手への感 謝の心を育みましょう。どんな環境下であっても、命の尊さに気づき、安心できる時間を過ごしてほしい-その想 いを、私たちから発信していきましょう。
  さらに、こうした私たちの運動は、地域の子どもたちだけでなく、新入会員にとっても大きな学びの場となりま す。様々な運動や活動を通じて、地域課題を自分ごととして捉え、企画立案から実行までを経験できることは、机 上の学びでは得られない貴重な成長の機会となります。
  青少年育成は一方通行ではありません。子どもたちの純粋な笑顔や素直な言葉は、私たち大人に気づきと活 力を与えます。粗削りの木も手をかければ光沢を放つように、輝きを増すと信じ、彼らに本物の経験と志を託す活 動を全力で推進していきましょう。



種を蒔く、未来づくり

 私たちが描く未来は、「誰もが安心して暮らせ、美しい自然と共生し、活気ある交流が生まれる津のまち」です。 さらに加えて、このまちの未来を築く過程で、「0 から 1 を創る」勇気と、「1 を 0 にする」決断力の両方を持たねば なりません。新しい価値を生み出すだけでなく、時には既存の仕組みや慣習を手放し、より良い形へ刷新する覚 悟が必要です。
  私たちが暮らすこの国は、豊かな自然と共に生きる一方で、幾度となく自然災害に見舞われてきました。阪神・ 淡路大震災、東日本大震災、そして令和の時代にも各地で発生した豪雨や土砂災害。これらの出来事は、尊い 命や日常の営みが一瞬にして失われる現実を私たちに突きつけました。しかし同時に、瓦礫や被災地の中から 立ち上がり、互いに手を差し伸べ、希望を紡いできた人々の姿は、未来を築く力の尊さを教えてくれます。私たち は、この「過去の教訓」を忘れず、地域社会の安全と安心を守る使命を胸に刻まなければなりません。
  未来を脅かすのは災害だけではありません。近年、海洋汚染問題などが深刻化し、多くの環境課題を生んでい ます。漁業をはじめとする地域経済にも影響を及ぼすこの課題は、日常の生活習慣や資源の使い方を見直すこ となしには解決できません。未来を担う世代の行動力を起点に自然の調和と人の暮らしのバランスを保つことへと つなげる社会的ムーブメントに繋げていきましょう。
  私たちは、未来を形にする挑戦者です。自然災害の脅威に正面から向き合い、環境課題の解決に挑み、防 災・環境・経済が共存する形に再設計する必要があります。未来を築く過程では、まだ存在しない価値や仕組み を生み出す「可能性を形に変える力」と、決して「否定」ではなく「進化のための刷新」を実現する考えを身につけ ましょう。大局を見渡すリーダーシップと、細部にこだわる美しさ。創造と刷新。この二つを両輪として、私たちは未 来を創造していきましょう。



みんなで創る、まちづくり

 まちは、そこに暮らす人々の営みが積み重なって形づくられてきた舞台であり、未来を生きる世代へと引き継が れるかけがえのない財産です。まちづくりは、単に建物や道路を整備することではなく、人々が心を通わせ、夢を 語り合い、共に歩む場を築くことに他なりません。人が成長し、互いに力を合わせることで、まちは活力を得て未 来へと歩み出していきます。
  地域の歴史や文化を尊重しつつ、新しい価値を創造することが、まちづくりの本質です。古き良き伝統を守りな がらも、時代の変化に適応し、挑戦を続ける姿勢が必要です。
  このまちには近年、新たに移り住み活動を始めた方々も増えています。その多様な経験や視点は、新しい風と なって地域に活気をもたらし、既存の資源と交わることでまちの可能性をさらに広げていくのではないでしょうか。 私たちは、こうした多彩な資源を掘り起こし、磨き上げ、未来へとつなげていかなければなりません。
  まちづくりは決して一人ではできません。誰に任せるのでもなく、私たちの運動だけで完結するものでもありませ ん。人が主体となり、世代や立場を越えて知恵を出し合い、汗をかき合いながら進めることで、初めて持続可能な 未来を描くことができます。まちづくりに関連するムーブメントは、まるで家を建てる「建前」「棟上げ」のようなもの です。多くの人々が集い、それぞれの役割を果たしながら柱を立て、梁を組み、大きな屋根を支える。その過程に あるのは、共に創り上げる喜びであり、まちを想う心です。この地域における棟梁として、自覚を高め、仲間と共に 未来を築いてまいりましょう。



0%の妥協、事務局

 青年会議所の運営は、表舞台で活動する各委員会や会員だけで成り立つものではありません。その背後で、全ての活動を支え、流れを滞らせず、確実に形にしていく存在、それが事務局です。事務局は、例えるならば血 流であり、滞れば組織の力は発揮できません。
  また、一人間として、事務局にとって欠かせないのが徹底したビジネスマナーの遵守があります。言葉遣い、文 書作成、電話応対、来客時の対応、その一つひとつが公益社団法人津青年会議所の「顔」となります。私たち は、相手に敬意を払い、社会人としての基本動作を怠らないことで、地域や関係各所との信頼を積み重ねます。 形式だけのマナーではなく、相手の立場に立った思いやりを持つことこそが、本物の礼儀であると考えます。
  事務局は「単なる裏方」ではなく「組織の未来を創る中枢」です。情報を正しく整理し、記録を次代へ引き継ぐこ とは、未来のメンバーが迷わず挑戦できる道標となります。この積み重ねが、組織の歴史と文化を守り、新たな挑 戦を可能にします。どんな状況でも「やればできる」ではなく「やれるまでやる」を信条に、使命感と誇りを持って職 務を全うしていきましょう。妥協しない事務局。それが、本年度の津青年会議所を支える確かな土台となり、未来 への飛躍を生み出す原動力となります。



つながる・つなげる、出向

 公益社団法人津青年会議所には、出向において輝かしい実績があります。
  出向は「挑戦の場」として積極的に捉えていただきたいと私は考えます。新しい環境に身を置くことは、時に不 安や戸惑いを伴いますが、その壁を乗り越えた先にこそ、真の成長があります。
  また、出向は個人だけでなく、所属する公益社団法人津青年会議所の誇りを背負って臨む活動です。出向先 での姿勢や成果は、そのまま私たちの信用と信頼に直結します。だからこそ、「自らを高め、組織を高める」意識 を持って活動してほしいと願います。



結びに

 私たちが歩む未来への道程は、決して容易なものではありません。社会情勢は刻々と変化し、地域を取り巻く環境も複雑化の一途を辿っています。こうした時代だからこそ、次代を担う私たち青年が、確固たる使命感と高い 志をもって、先頭に立ち行動しなければなりません。未来を切り拓く力は、外から与えられるものではなく、私たち 自身の内にある情熱と覚悟から生まれるものです。
  本年度、私は理事長として、その全ての力と情熱を本会の運動に注ぎ、仲間とともに歩みを進める所存でござ います。互いに切磋琢磨し、知恵を集め、意見を交わし、志を同じうする仲間とともに前進してまいります。会員一 人ひとりの成長は、やがて組織の力となり、その力が地域の発展を支える礎となると確信しております。
  そして、私たちの運動は、創立 75 周年という大きな節目に向けた「三年千日」の歩みへの一歩目を踏み出しま す。この時間をいかに過ごすかが、未来の組織の姿を決定づけると言っても過言ではありません。積み重ねる 日々が、やがて大きな力となり、次代への希望と誇りを築き上げてまいります。
  今こそ、力を合わせ、新たな歴史を刻む時であります。困難を恐れず、挑戦を楽しみ、限界を超えていく一年と いたしましょう。この瞬間から、私たちの手で未来を切り拓いてまいりましょう。