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 1953年に津のまちに津青年会議所が創立をし、先輩諸兄が伝統と信頼を築き上げながら、長きに歴史を連綿と紡いでこられました。誕生から64年間、津青年会議所を取り巻く環境は、時代とともに変化をしております。しかし、我々青年会議所会員一人ひとりの成長が、地域の成長に繋がると言う事実は、創立当時から変わりはありません。また、津青年会議所は近年の会員拡大により、会員の半数以上が、入会3年未満という現状がありますが、会員一人ひとりが大きな成長の伸び代を持ち、津青年会議所にとって、新たな時代への創造とその基盤をつくる絶好の機会が来ております。
 会員の資質向上には、組織の適切な運営が必要となり、毎月開催をされる例会が重要になってくると考えます。良い例会を行うには、良い理事会をしなければならない。良い理事会を行うには、良い議案を作成しなければならない。良い議案を作成するには、良い委員会運営を行わなければならない。良い委員会運営を行えば、日ごろの活動や運動一つひとつに、気づきと学びが生まれ、継続的な自己研鑚を重ねることができ、会員の資質向上につながります。また、入会対象者は必ず例会に参加をします。その機会において、気づきと学びの多い良い例会を行えば、必ず我々の活動や運動に賛同をして頂き、会員拡大、そして組織の活性化につながります。そのような適切な運営が基盤となってこそ、お互いの考え方や価値観等について討論し、個人の新たな価値観を見出し、目標に向かって積極的に行動するための、決して諦めない強い心を持ち、自らの壁を乗り越える強い信念が持てる会員の育成につながるのではないかと考えます。
 副理事長として、理事長を支え、担当室や担当委員会だけでなく、組織の適切な運営と組織の活性化を考え、新たな時代へつなげられる様、精一杯努力をして参ります。
 私は、青年会議所運動の原動力は夢の力であると考えています。2020東京オリンピックに向けて夢を描いた若者が、2016リオオリンピックにおいて躍動し、強い絆で結ばれたチームの力を発揮したことは、皆さんの記憶に新しいことと思います。なぜ夢の力は偉大なのでしょうか。それは、夢が人間の活力を表すものであるからだと私は考えます。心の中から湧き出る活力が、熱となり行動となり、人を突き動かす力になるからです。青年会議所運動において、夢の力は人を突き動かす原動力となり、同志を集めチームとなって、初めて地域を輝かすことができるのではないでしょうか。私たちは地域社会に必要とされ続ける団体であるために、夢の力を活かし、これからのまちのために何をするべきなのか考えていかなければなりません。
 私たちの夢である「明るい豊かな社会」は、どのようなまちを指しているのでしょうか。創立から64年が経ち、まちの未来像は変化しています。先輩たちは、時代に応じたこれからのまちの未来像を常に描き続けてきました。私たちも同様に、今の時代をしっかりと見据え、これからのまちの未来像を明確に描くことが必要であると考えます。また、既に市民の方に愛されている継続事業においても、今の時代の私たち青年会議所の立ち位置をしっかりと認識し、これからのまちの未来像を常に描き続けることが大事なことであり、不連続の連続である青年会議所の本質的な運動であると考えます。
 私が今まで青年会議所で経験させて頂いたことを、微力ではありますが恩返しさせて頂くつもりで、次の言葉を信条とし誠心誠意務めて参ります。
 一つの灯火を掲げて一隅を照らす。 そうした誠心誠意の歩みを続けると、いつか必ず共鳴する人が現れてくる。 一灯は二灯となり三灯となり、いつしか万灯となって国をほのかに照らすようになる。だからまず自分から始めなければいけない。

 津市は町村合併をしてから今年で新津市となり11年目を迎え人口も増えましたが一方、今後は人口減少と少子高齢化が進む可能性がある地域でもあります。私たちは地域の未来を見据え、その未来へ向かい自発的により積極的に行動し、魅力あふれるまちを築くためには地域の特性を活かしたまちづくりや地域に愛着を持つ市民によるまちづくりが求められており、地域の更なる活性化のために「郷土愛」が必要です。津市には様々な歴史、海や山もあり自然に恵まれた素晴らしい環境があります。また、先人達が切り拓いたこの地域に有する豊かな地域資源はここに住まう私たちの資本となり営みを与えてくれているのも事実です。
 創立から64年目を迎え先輩諸兄が運動において積み重ねてきた事に感謝し既存の枠にとらわれない若い発想力で新しい提案をして行かなければなりません。地域課題が山積している中、更に発展して行くには、行政、各種団体を巻き込みそれぞれの特性を活かし、更なる可能性を導く発想と行動力で魅力あふれるまちづくりを広げていく必要があると考えます。私たちがこの地域に対して誇りや愛着が持てる環境を青年会議所が行うまちづくりで発信しそして、参加して頂く人々が増えてきている今、自己満足で終わらず参加したいと想えるような本当のまちづくりに住まう人々が津のまちについて考え主役となり、私たちが培った経験と共に語り合い、協働することが出来ると考えます。
 本年卒業を向かえる中、青年会議所で様々な経験や出会いで学んだ事や思いを大切にし、私なりにメンバーに一つでも多くの事を伝えていきます。また、永続的な事業である会員拡大の大切さも伝えていき、100人を目指し活動して参ります。残り少ない青年会議所活動を1年間邁進して参ります。
 「新日本の再建は我々青年の仕事である」
 戦後間もない頃、強い志を持った先輩諸兄により青年会議所運動の一歩が始まりました。いつの時代も変革を起こすのは我々青年であります。明るい豊かな社会の実現という不変の目的を達成するには、この地域を、そして自分自身を更に変革させていかなければなりません。青年の学び舎と呼ばれるこの「青年会議所」は多くの意識変革の機会を提供する場として、普段の生活では味わう事が出来ない多くの達成感や感動、またかけがえのない多くの仲間と出会える事が出来る団体です。創始より受け継がれてきた志を、次世代へと途切れる事なく引き継いでいき、更なる発展を遂げ魅力ある津のまちへと、また魅力ある団体へと昇華させていくには会員拡大運動が必要不可欠であると考えます。昨今、全国的に会員数の減少が叫ばれる中、津青年会議所では成功とまではいかなくとも、会員数の純増を成し遂げてきました。しかし今まで以上に、他人任せにするのでなくしっかりと当事者意識を持ち、個と組織を連動させ1人でも多くの仲間を発掘し、我々の想いを熱く伝え、共感して頂ける同志を増やしましょう。そうすれば地域への発信力は大きくなり、それがムーブメントとなり津青年会議所の魅力が、この津のまちへと伝播していくでしょう。青年会議所では多くの経験や機会を得ることが出来ます。人生を生き抜く力を身に付ける20歳から40歳までの大切な青年期に青年会議所というこの「学び舎」に籍を置くプライドと自覚を持ちましょう。地域の人々からは一人ひとりが青年会議所会員として見られ、それが青年会議所としてのイメージとなるので、常に品格ある行動をしていけば、それが魅力となり自ずと青年が集う津青年会議所になると確信しております。
 「青年、それはあらゆる価値の根源であります。 そして我々は青年である」
 津青年会議所は1953年に創設をされ、先輩諸兄が着実に歩みを続けてこられました。この半世紀以上の長きにわたって続いた歴史は、決して簡単な歩みではなく、大きな苦難や困難に立ち向かいながら仲間と助け合い知恵を出し合い超えてきた結果だと考えます。青年会議所運動は、会員だけで行うものではなく地域の人々と一体になり、共にまちについて真剣に考え積極的に関わっていく必要があります。また、会員全員でまちの将来への夢を描き、創っていくものだと考えます。
 地域を取り巻く環境が変化し社会と地域そして、地域と個人との結びつきは年々薄れてきているように感じます。しかし、決して悪いことだけではなく情報や環境そして、生活の質が変化してきたことから生まれてきた結果ではないでしょうか。これは、津青年会議を創設するにあたり64年前も同じことを先輩諸兄は考えられていたことだと思います。だからこそ、今を嘆くのではなく現役会員が自分たちの手で道を作る役割があることを自覚し、皆が今何をすべきなのか地域に耳を傾け考えなければいけないと感じています。「変わらない為に変わる」と様々な方が発言されますが、これは新しく全て変わって良いということではありません。組織でいえば、理念を変えるのではなく、時代に即した行動や伝達の工夫をすることを意味しています。本質は絶対に変えてはいけないのです。会員の半数以上が3年未満である今だからこそ、今までの慣習や通例をもう一度見直し本気で向き合うことで、変われる絶好の機会になれると考えています。
 20歳から40歳までの決して長くはない限られた時間の中で、出会えた仲間と地域を想い将来を語り、本気で何事にも取り組んでいきましょう。そして、津青年会議所会員である事に誇りや気概を常にもち夢に向かって邁進していきましょう。笑顔は必ず人を幸せにすることができます。つらいときこそ笑顔を忘れてはいけないと考えます。

 先輩諸兄の英知と勇気と情熱によって、公益社団法人津青年会議所が誕生して、64年。その日から我々は「明るい豊かな社会」の実現に向けて邁進をし、伝統と信頼を築いてまいりました。伝統と信頼を一歩進めるためには、当会議所の運動指針である「地域と共に未来を拓く」~津ながるまちの創造~のなかにある3本の柱【まちづくり】【青少年育成】【会員資質向上】を基軸とした運動や活動に誇りを持ち、全てのメンバーが主体的に活躍出来る環境を構築しなければなりません。
 そのためには、会員相互の目的意識を共有し合うために効率的な会議運営をし、妥協することなく意見を出し合える環境を整えます。さらに、理事長・副理事長を補佐し、信頼関係を強め、組織全体のバランスを保つことにつなげます。また、2013年に公益法人格を取得して以降、更に厳格な運営が求められる中、コンプライアンスの認識を高め、組織の信用力を強化するとともに我々の運動がさらに推進されるよう専務理事としての責任と危機感を持ち、組織運営に邁進して参ります。
 志を同じうする者が相集い、修練を積み重ねることで、自らのひとづくりが出来る。そして、力を合わせれば、とてつもない力となり、地域を変えることが出来る。その過程において、一生涯の友情も生まれる。苦しいときに手を差し伸べてくれたのは青年会議所の仲間でした。それが無ければ、今の自分は存在し得ません。青年会議所の本質に向き合い、青年会議所の可能性を信じて、一年間運動できるよう力を尽くしていく所存です。
 一緒に運動や活動ができる仲間がいることに感謝し、何事にも積極果敢に取り組み、魅力ある組織となるべく、笑顔で共に歩んでいきましょう。